2010年07月04日

ReTargetの研究5(刀RigのRetarget)

RetargetRigの話もこれで最後だ。

刀等の武器を持ったモーションの転写は非常に難しい。ちょっとの誤差で
ずれ、めり込みを起すからだ。しかし、RetrgetRigの理屈を応用すれば
もっと複雑な武器モーションもコピーすることが可能だ。重要なのは
刀Rigにスケーリングを掛けてモーションの軌跡を拡大することだ。

武器モーションの転写をする場合には胸を中心にした刀Rigを作成する。
同じ構造の刀Rigをコピー先でも構築しておく。次にモーションに従って
コピー先のシーンにFootStep(LoakItem)を必要な個数だけ追加しておく。

その後、MapMotion2を起動し付属のmapfile/mot0_0.txtでキャラクタの
モーションを読み込む。(前回のモーション読み込みを参照)その後
MapMotion2をもう一度起動しNullのモーションだけ追加する(Trns/Rot/Scale)。
2度目のMapMotion2でFootStep(LoakItem)の情報や付加した刀Rigの
モーションが読み込まれる。

モーションがロードされたら刀Rigの基準(Null_Const)をスケーリングし
モーションの大きさを調節する。katana.lwoでスケールを相殺するのを
忘れないこと(手のサイズはBaseと変わらないため)。また、モーションが
歪まないように3軸のスケールを揃える必要がある。

足はチョット複雑で
 1)足自体のスケーリング
 2)フットステップのスケーリング
 3)Mastarのスケーリング
の必要がある。

1)はNull_FootScaleのスケールコントローラを調節することでモーション
 の大きさをあわせる。
2)FootStepは上記コントローラをコピーし(同じスケールにする)それを
 FootStepの親にする。この時格FootStepでスケールを相殺するのを
 忘れないこと。
3)Mastaerはスケールを掛けられないのでGraphEditer上でモーションを
 拡大する。

で出来たモーションがこれ。








刀RigRetargetサンプル:retarget2_20100704.zip

こうした武器モーションの転写は他のツールを使っても結構難しいが、
補助RigスケーリングとFKのコピーでも何とかなる。技術的にも補助Rigと
スケール相殺しか使ってないのですべてのCGツールで使える技(注1)
なのでお試しあれ。

注1)もともとゲーム用に考案した手法なんだけどゲームの企画自体がぼしゃった orz
注2)これを使うとゲーム内のモーションの共通化が出来る(はず)
注3) このごろゲーム系の仕事してないので使い道がない orz

そんなこんなで終わりっす。

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